36PM34|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
電気メスの対極板の電極部分が 2 つに分かれている理由はどれか。
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正解: 2
正答
2
公式正答は 2 です。正答内容は 対極板の接触不良をモニタする。 です。
この問題のポイント
2分割対極板は、二つの電極片の間を患者組織経由で流れる微小な監視電流からインピーダンスを測定し、対極板と皮膚の接触状態を監視します。
解説
対極板の有効接触面積が小さくなると、帰還電流が狭い範囲へ集中して熱傷の危険が高まります。2分割対極板を用いる接触品質監視では、一方の電極片から患者組織を経てもう一方へ至る経路のインピーダンスを測ります。二つの電極片をそれぞれ独立に測定する仕組みではありません。剝がれなどで有効接触面積が減るとインピーダンスが変化するため、装置は接触不良を検出できます。
検出時に警報を出すか、出力を禁止・抑制するかなどの動作は装置仕様に従います。どのような変化でも必ず直ちに出力停止すると絶対化しません。また、コード断線やコネクタ不良を別の回路監視で検出できる装置はありますが、それらは「電極部分を二つに分ける理由」そのものではありません。
選択肢の確認
選択肢1:高周波分流をモニタする。
正答ではありません。 2分割構造で測るのは主に対極板−皮膚接触を反映する電極片間インピーダンスです。患者回路からの高周波分流を監視することが分割の目的ではありません。
選択肢2:対極板の接触不良をモニタする。
正答です。 二つの電極片の間を患者組織経由で流す微小電流からインピーダンスを測り、有効接触面積の低下・剝がれなどを検出します。
選択肢3:患者回路の連続性をモニタする。
正答ではありません。 単なる回路の導通確認では、対極板が皮膚へ十分な面積で接触しているかを評価できません。分割の目的は接触品質の監視です。
選択肢4:対極板コードの断線をモニタする。
正答ではありません。 コード断線を検出する機能は別に構成できますが、皮膚接触を反映する電極片間インピーダンスを測ることが分割の理由です。
選択肢5:対極板コードコネクタの接続不良をモニタする。
正答ではありません。 コネクタ接続不良の監視だけなら電極を二分割する必要はありません。二分割は患者との有効接触面積を評価するためです。
覚えるポイント
- 2分割対極板は、電極片間を患者組織経由で流す微小電流から接触インピーダンスを監視する。
- 接触面積低下による電流密度上昇と熱傷を防ぐための仕組み。
- 警報・出力抑制の動作は装置仕様に従い、コード監視と分割の目的を混同しない。
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