37AM23|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学救急・集中治療・周術期心停止/AED・SOFA・脳死・FAST・術前評価
分節麻酔が可能な麻酔法はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、分節麻酔が可能な麻酔法が問われています。
分節麻酔とは、身体の特定の神経支配領域だけを選択的に麻酔する方法です。代表は硬膜外麻酔です。
解説
硬膜外麻酔では、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入します。
注入する部位、薬液量、濃度を調整することで、胸部、腹部、下肢など、目的とする脊髄神経支配領域に比較的限局した麻酔効果を得ることができます。このように、神経支配の高さに応じた麻酔範囲を作れるため、分節麻酔が可能です。
硬膜外麻酔は、手術麻酔だけでなく術後鎮痛にも用いられます。呼吸抑制や循環動態への影響、局所麻酔薬中毒、硬膜外血腫、感染などに注意が必要です。
ひっかけポイント
全身に作用する麻酔と、局所の神経支配領域に作用する麻酔を分けて考えます。分節ごとに調整しやすいのは硬膜外麻酔です。
選択肢の確認
1.誤り。
吸入麻酔は、吸入麻酔薬を肺から取り込み、中枢神経系に作用させる全身麻酔です。特定の分節だけを麻酔する方法ではありません。
2.誤り。
表面麻酔は、粘膜や皮膚表面に局所麻酔薬を作用させる方法です。表面の痛みを抑えるもので、脊髄神経の分節に応じた麻酔ではありません。
3.誤り。
静脈麻酔は、静脈内に麻酔薬を投与して全身に作用させる麻酔法です。特定の神経分節だけを選択的に麻酔する方法ではありません。
4.正しい。
硬膜外麻酔は硬膜外腔に局所麻酔薬を投与し、作用する神経分節を調整できます。分節麻酔が可能な麻酔法です。
5.誤り。
浸潤麻酔は、手術部位や処置部位の周囲に局所麻酔薬を注入する方法です。局所麻酔ではありますが、脊髄神経分節を調整する麻酔法ではありません。
覚えるポイント
- 分節麻酔は、特定の脊髄神経支配領域を麻酔する考え方です。
- 硬膜外麻酔では、注入部位や薬液量により麻酔範囲を調整できます。
- 吸入麻酔と静脈麻酔は全身麻酔です。
- 表面麻酔と浸潤麻酔は局所麻酔ですが、分節麻酔とは区別します。