37AM22|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能血液・免疫・凝固ABO式血液型・DIC・NK/液性免疫・凝固因子
播種性血管内凝固症候群(DIC)の特徴的所見はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、播種性血管内凝固症候群、DICの検査所見が問われています。
DICでは全身の血管内で凝固が過剰に起こり、血小板や凝固因子が消費されます。同時に線溶も亢進するため、FDPやDダイマーが上昇します。
解説
DICは、敗血症、悪性腫瘍、外傷、産科疾患などを背景に起こる重篤な凝固異常です。
全身の微小血管内に血栓が多発し、臓器障害を起こします。一方で、血小板や凝固因子が消費されるため、出血傾向も生じます。
検査所見としては、次の変化が重要です。
- 血小板数の減少
- PT延長
- フィブリノーゲン低下
- FDP上昇
- Dダイマー上昇
FDPは、フィブリンやフィブリノーゲンが分解されて生じる産物です。DICでは凝固と線溶が亢進するため、FDPが増加します。
臨床工学技士としての注意点
敗血症や補助循環、人工心肺、血液浄化療法の患者では、凝固異常や出血傾向に注意します。血小板数、PT、APTT、フィブリノーゲン、FDP、Dダイマーをまとめて確認します。
選択肢の確認
1.誤り。
DICではプロトロンビン時間、PTは短縮ではなく、凝固因子の消費により延長しやすくなります。
2.誤り。
DICではフィブリノーゲンは消費されるため、上昇ではなく低下しやすくなります。
3.正しい。
DICでは凝固と線溶が亢進し、フィブリン分解産物、FDPが上昇します。特徴的所見として適切です。
4.誤り。
DICでは出血や溶血、基礎疾患の影響により貧血をきたすことがあります。ヘモグロビン値の上昇は特徴的所見ではありません。
5.誤り。
DICでは血小板が消費されるため、血小板数は増加ではなく減少します。
覚えるポイント
- DICでは、全身の微小血管内で凝固が亢進します。
- 血小板と凝固因子が消費され、出血傾向をきたします。
- 検査では、血小板減少、PT延長、フィブリノーゲン低下、FDP上昇、Dダイマー上昇を押さえます。
- FDP上昇は、線溶亢進を反映する重要所見です。