37PM6|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
正しいのはどれか。 a.プログラムされた細胞死をネクローシスという。 b.凝固壊死はアポトーシスの一種である。 c.出血は炎症の 4 徴の一つである。 d.肉芽組織の形成は創傷治癒過程の第 1 相である。 e.液性免疫は B 細胞を介する。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、細胞死、炎症、創傷治癒、免疫の基本用語がまとめて問われています。
正しい小項目は、dとeです。
- d.肉芽組織の形成は創傷治癒過程の初期から重要です。
- e.液性免疫はB細胞を介します。
解説
細胞死には、大きく分けてネクローシスとアポトーシスがあります。
アポトーシスは、プログラムされた細胞死です。細胞が制御された形で死ぬ現象で、炎症を起こしにくいのが特徴です。
ネクローシスは、虚血、毒性、外傷などによって起こる細胞死です。細胞膜が破綻し、周囲に炎症を起こしやすくなります。凝固壊死はネクローシスの一型であり、アポトーシスではありません。
炎症の4徴は、古典的には次の4つです。
- 発赤
- 熱感
- 腫脹
- 疼痛
出血は炎症の4徴には含まれません。
創傷治癒では、肉芽組織の形成が重要です。肉芽組織は、毛細血管や線維芽細胞に富む組織で、創部の修復に関与します。
また、液性免疫はB細胞が分化した形質細胞により抗体が産生される免疫反応です。T細胞を中心とする細胞性免疫と区別します。
ひっかけポイント
「プログラムされた細胞死」はアポトーシスです。ネクローシスではありません。免疫では、液性免疫はB細胞、細胞性免疫はT細胞と整理します。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。aは誤りで、プログラムされた細胞死はアポトーシスです。bも誤りで、凝固壊死はネクローシスの一種です。
2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。eは正しいですが、aが誤りです。プログラムされた細胞死はネクローシスではなくアポトーシスです。
3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは誤りで、凝固壊死はアポトーシスではありません。cも誤りで、出血は炎症の4徴には含まれません。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。dは正しいですが、cが誤りです。炎症の4徴は発赤、熱感、腫脹、疼痛です。
5.正しい。
選択肢5はd、eの組合せです。肉芽組織の形成は創傷治癒過程で重要であり、液性免疫はB細胞を介します。
覚えるポイント
- プログラムされた細胞死はアポトーシスです。
- ネクローシスは壊死であり、凝固壊死はその一種です。
- 炎症の4徴は発赤、熱感、腫脹、疼痛です。
- 肉芽組織は創傷治癒で重要です。
- 液性免疫はB細胞、細胞性免疫はT細胞が中心です。