37AM21|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
ヘリコバクター・ピロリ菌感染と関連しないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、ヘリコバクター・ピロリ菌感染と関連する疾患が問われています。
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃粘膜に感染し、慢性胃炎、消化性潰瘍、胃癌、MALTリンパ腫などと関連します。
解説
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃内の強い酸性環境でも生存できる細菌です。ウレアーゼによりアンモニアを産生し、胃酸から身を守ります。
感染が持続すると慢性胃炎を起こし、胃粘膜の萎縮や腸上皮化生を経て、胃癌のリスクが高くなります。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも関与します。
胃のMALTリンパ腫は、ピロリ菌感染との関連が強い疾患です。さらに、特発性血小板減少性紫斑病でも、ピロリ菌除菌により血小板数が改善する例があり、関連が知られています。
一方、逆流性食道炎は、胃酸や胃内容物が食道へ逆流することで食道粘膜に炎症を起こす疾患です。主な要因は下部食道括約筋機能低下、食道裂孔ヘルニア、肥満、腹圧上昇などであり、ピロリ菌感染との直接的関連疾患としては扱いません。
ひっかけポイント
ピロリ菌は「胃・十二指腸」と関係が深いですが、逆流性食道炎は主に胃酸の逆流が原因です。胃の病気だからといってすべてピロリ菌関連とは限りません。
選択肢の確認
1.関連します。
胃癌はヘリコバクター・ピロリ菌感染と関連します。慢性胃炎、萎縮性胃炎、腸上皮化生を経てリスクが高くなります。
2.関連します。
十二指腸潰瘍はヘリコバクター・ピロリ菌感染と関連します。除菌療法が再発予防に重要です。
3.関連します。
MALTリンパ腫は胃に発生することがあり、ヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連が強い疾患です。
4.関連します。
特発性血小板減少性紫斑病は、ヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連が知られています。除菌により血小板数が改善することがあります。
5.正答。関連しないものとして最も適切です。
逆流性食道炎は、主に胃酸や胃内容物の食道への逆流によって起こります。ヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連疾患としては扱いません。
覚えるポイント
- ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃癌、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、MALTリンパ腫と関連します。
- 特発性血小板減少性紫斑病との関連も押さえます。
- 逆流性食道炎は、主に胃酸逆流による疾患です。
- 「胃の症状」だけで判断せず、病態を分けて考えます。