37AM17|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学内分泌・代謝疾患甲状腺・副腎・糖尿病・低血糖・体温調節
甲状腺クリーゼでみられる症状について誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、甲状腺クリーゼでみられる症状が問われています。
甲状腺クリーゼは、甲状腺中毒症が急激に悪化した生命に関わる状態です。典型的には高熱、頻脈、多汗、意識障害、消化器症状、心不全などをきたします。
解説
甲状腺ホルモンは全身の代謝を亢進させます。甲状腺クリーゼでは、その作用が過剰となり、循環、呼吸、中枢神経、体温調節に重篤な異常が出ます。
重要な症状は次のとおりです。
- 高熱
- 頻脈
- 多汗
- 呼吸困難
- 心不全
- 低血圧やショック
- 意識障害
- 下痢、嘔吐などの消化器症状
このため、低体温は甲状腺クリーゼの典型的症状としては不適切です。甲状腺クリーゼでは、むしろ発熱・高体温が重要です。
ひっかけポイント
甲状腺ホルモン過剰では代謝が亢進します。したがって、体温は低下ではなく上昇しやすいと考えます。
選択肢の確認
1.記述としては正しい。
甲状腺クリーゼでは、心不全や代謝亢進、循環不全により呼吸困難をきたすことがあります。
2.正答。記述としては誤り。
甲状腺クリーゼでは低体温ではなく、通常は高熱・高体温がみられます。
3.記述としては正しい。
甲状腺ホルモン過剰により交感神経症状が目立ち、頻脈をきたします。心房細動などの不整脈にも注意が必要です。
4.記述としては正しい。
重症化すると心不全やショックにより低血圧をきたすことがあります。
5.記述としては正しい。
代謝亢進と交感神経症状により、多汗がみられます。
覚えるポイント
- 甲状腺クリーゼは甲状腺中毒症の重症型です。
- 代表症状は高熱、頻脈、多汗、意識障害、心不全です。
- 低体温ではなく、高体温をきたします。
- 循環不全や不整脈を伴うため、モニタリングと全身管理が重要です。