37AM18|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
感染を契機に発症する疾患はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、感染後に発症しやすい神経疾患が問われています。
感染を契機に発症する代表疾患は、ギラン・バレー症候群です。上気道感染や胃腸炎のあとに、自己免疫機序で末梢神経障害を起こします。
解説
ギラン・バレー症候群は、急性炎症性脱髄性多発根神経炎を代表とする末梢神経障害です。
多くは感染後に発症します。代表的な先行感染には、カンピロバクター腸炎、サイトメガロウイルス感染、上気道感染などがあります。
感染をきっかけとして免疫反応が誘導され、その免疫反応が末梢神経を障害すると考えられます。症状としては、四肢の筋力低下、深部腱反射の低下または消失、しびれ、自律神経症状などがみられます。
重症例では呼吸筋麻痺を起こし、人工呼吸管理が必要になることがあります。
臨床工学技士としての注意点
ギラン・バレー症候群では、呼吸筋麻痺による換気不全に注意します。肺活量、呼吸数、SpO₂、血液ガス、人工呼吸器管理の必要性を意識して学習します。
選択肢の確認
1.誤り。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己免疫疾患です。感染を契機に発症する代表疾患としては、ギラン・バレー症候群を優先します。
2.誤り。
パーキンソン病は、中脳黒質のドパミン神経細胞の変性により起こる神経変性疾患です。感染を契機に急性発症する疾患ではありません。
3.誤り。
筋萎縮性側索硬化症は、上位および下位運動ニューロンが障害される神経変性疾患です。感染を契機に発症する代表疾患ではありません。
4.正しい。
ギラン・バレー症候群は、感染後に自己免疫機序で末梢神経障害を起こす疾患です。感染を契機に発症する疾患として最も適切です。
5.誤り。
進行性筋ジストロフィーは、主に遺伝子異常により筋線維が障害される疾患群です。感染を契機に発症する疾患ではありません。
覚えるポイント
- 感染後に発症する神経疾患としてギラン・バレー症候群を覚えます。
- ギラン・バレー症候群では、末梢神経障害と筋力低下が重要です。
- 重症例では呼吸筋麻痺により人工呼吸管理が必要になることがあります。
- パーキンソン病、ALS、筋ジストロフィーは感染後発症の代表ではありません。