37AM19|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
手術部位感染症の予防策はどれか。 a.術前からの血糖管理 b.医療者の手指衛生 c.周術期の抗菌薬投与 d.術中の低体温 e.手術後抜糸までのガーゼ被覆保護
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、手術部位感染症、SSIの予防策が問われています。
SSI予防では、術前から術後までの感染対策を一連の流れで考えます。代表的には、血糖管理、手指衛生、適切な抗菌薬投与、体温管理、清潔操作が重要です。
解説
手術部位感染症は、手術創や手術操作部位に生じる感染症です。予防には、患者側のリスク管理と医療者側の感染対策の両方が必要です。
小項目を確認すると、次のようになります。
- a.術前からの血糖管理:予防策です。
- b.医療者の手指衛生:予防策です。
- c.周術期の抗菌薬投与:予防策です。
- d.術中の低体温:予防策ではなく、感染リスクを高めます。
- e.手術後抜糸までのガーゼ被覆保護:一般的なSSI予防策として適切ではありません。
高血糖では白血球機能が低下し、感染リスクが高くなります。そのため、糖尿病患者だけでなく周術期全体で血糖管理が重要です。
手指衛生は、医療関連感染対策の基本です。手術室や病棟での処置、創部管理、ドレーン管理などで徹底します。
周術期抗菌薬は、手術時に血中・組織中濃度が有効となるよう、適切なタイミングと種類で投与することが重要です。
ひっかけポイント
「術中の低体温」は予防策ではありません。低体温は免疫能や組織酸素化に影響し、SSIリスクを高める方向に働きます。
選択肢の確認
1.正しい。
選択肢1はa、b、cの組合せです。術前からの血糖管理、医療者の手指衛生、周術期の抗菌薬投与はいずれも手術部位感染症の予防策です。
2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。aとbは予防策ですが、eの手術後抜糸までのガーゼ被覆保護は、SSI予防策として適切な組合せではありません。創部の状態に応じた適切な管理が必要です。
3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。aは予防策ですが、dの術中低体温は感染リスクを高めるため予防策ではありません。eも不適切です。
4.誤り。
選択肢4はb、c、dの組合せです。bとcは予防策ですが、dの術中低体温は予防策ではありません。むしろ避けるべき状態です。
5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。cは予防策ですが、dとeが不適切です。血糖管理と手指衛生も含まれていません。
覚えるポイント
- SSI予防では、血糖管理が重要です。
- 医療関連感染対策の基本は手指衛生です。
- 周術期抗菌薬は、適切な薬剤、投与時期、投与期間を意識します。
- 術中低体温はSSIリスクになります。
- 創部管理では、必要以上に長期間覆えばよいわけではありません。