37PM19|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血
慢性透析患者の原疾患として最も多いのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、慢性透析患者の原疾患として最も多い疾患が問われています。
慢性透析導入の原疾患として最も多いのは、糖尿病性腎症です。
解説
慢性腎不全が進行し、腎代替療法が必要になると、血液透析、腹膜透析、腎移植などが検討されます。
慢性透析患者の原疾患として重要なのは、次のような疾患です。
- 糖尿病性腎症
- 慢性糸球体腎炎
- 腎硬化症
- 多発性嚢胞腎
この中で、最も多い原疾患は糖尿病性腎症です。
糖尿病性腎症では、長期間の高血糖により糸球体の毛細血管が障害され、アルブミン尿、タンパク尿、腎機能低下が進行します。進行すると末期腎不全に至り、透析導入が必要になります。
臨床工学技士は、透析条件の管理だけでなく、糖尿病を背景にもつ患者で起こりやすい合併症にも注意します。末梢動脈疾患、感染、心血管疾患、低血糖、血圧変動などが重要です。
血液浄化療法での注意点
糖尿病性腎症の患者では、血糖管理、足病変、血管アクセス、感染、心血管合併症に注意します。透析中の血圧低下や低血糖にも気を配ります。
選択肢の確認
1.誤り。
腎硬化症は、高血圧や動脈硬化に関連する腎障害で、透析導入原疾患として重要です。ただし、最も多い原疾患は糖尿病性腎症です。
2.誤り。
間質性腎炎は腎機能低下の原因になり得ますが、慢性透析患者の原疾患として最も多いものではありません。
3.誤り。
多発性嚢胞腎は遺伝性腎疾患で、透析導入に至ることがあります。ただし、最も多い原疾患ではありません。
4.正しい。
糖尿病性腎症は、慢性透析患者の原疾患として最も多い疾患です。長期の高血糖により腎障害が進行します。
5.誤り。
慢性糸球体腎炎は、以前から透析導入原疾患として重要な疾患です。しかし、現在は糖尿病性腎症が最も多い原疾患です。
覚えるポイント
- 慢性透析患者の原疾患で最も多いのは糖尿病性腎症です。
- 糖尿病性腎症では、アルブミン尿、タンパク尿、腎機能低下が進行します。
- 慢性糸球体腎炎、腎硬化症、多発性嚢胞腎も重要な原疾患です。
- 糖尿病患者の透析では、心血管疾患、感染、足病変、低血糖に注意します。
- 透析管理では、原疾患と全身合併症をセットで理解します。