37AM67|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
酸素濃度を設定できるのはどれか。 a.ネブライザ付き酸素吸入装置 b.ベンチュリーマスク c.リザーバ付きマスク d.簡易酸素マスク e.鼻カニューレ
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
この問題では、酸素療法で吸入酸素濃度を設定できる器具が問われています。
正しい小項目は、aとbです。
- a.ネブライザ付き酸素吸入装置
- b.ベンチュリーマスク
これらは、空気の混合比を調整して、比較的一定の酸素濃度を設定できます。
解説
酸素療法では、酸素流量を設定するだけでなく、患者が実際に吸入する酸素濃度、FIO₂をどの程度制御できるかが重要です。
ベンチュリーマスクは、ベンチュリ効果により一定量の空気を取り込み、酸素と混合します。アダプタや設定により、24%、28%、31%、35%、40%などの酸素濃度を比較的正確に設定できます。
ネブライザ付き酸素吸入装置も、酸素と空気の混合により酸素濃度を設定して、加湿されたガスを供給できます。
一方、鼻カニューレ、簡易酸素マスク、リザーバ付きマスクでは、酸素流量は設定できますが、患者の換気量、呼吸パターン、口呼吸、マスクの密着度などにより実際のFIO₂が変動します。そのため、濃度を厳密に設定できる器具としては扱いません。
呼吸療法での注意点
COPDなどCO₂貯留に注意が必要な患者では、酸素濃度をある程度制御できる器具が重要です。酸素流量だけでなく、FIO₂、SpO₂、PaCO₂、意識状態を確認します。
選択肢の確認
1.正しい。
選択肢1はa、bの組合せです。ネブライザ付き酸素吸入装置とベンチュリーマスクはいずれも酸素濃度を設定できます。
2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aは正しいですが、eの鼻カニューレは流量を設定する器具であり、吸入酸素濃度を正確に設定できる器具ではありません。
3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは正しいですが、cのリザーバ付きマスクは高濃度酸素投与に用いられますが、酸素濃度を厳密に設定する器具ではありません。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。リザーバ付きマスクと簡易酸素マスクは、患者の呼吸状態により実際の吸入酸素濃度が変動します。
5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。簡易酸素マスクと鼻カニューレは、酸素流量は設定できますが、吸入酸素濃度を正確に設定する器具ではありません。
覚えるポイント
- 酸素濃度を設定できる代表はベンチュリーマスクです。
- ネブライザ付き酸素吸入装置も酸素濃度を設定できます。
- 鼻カニューレは酸素流量を設定する器具で、FIO₂は患者の呼吸状態で変動します。
- 簡易酸素マスクやリザーバ付きマスクも、FIO₂は厳密には一定になりません。
- 酸素療法では、流量とFIO₂を分けて考えます。