37AM90第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体物性・医用材料生体電気・材料基礎膜電位・能動輸送・血液凝固・高分子材料

医用材料を埋植したときに起こる急性局所反応はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、医用材料を体内に埋植したときに起こる急性局所反応が問われています。

埋植直後の局所反応として重要なのは、材料表面へのタンパク吸着、血小板付着、凝固反応に続く血栓形成です。

解説

医用材料が体内に埋植されると、生体はその材料を異物として認識します。特に血液や組織液と接触する材料表面では、短時間でさまざまな反応が起こります。

急性期には、まず材料表面に血漿タンパクが吸着します。その後、血小板の付着や活性化、凝固系の活性化が起こり、局所的に血栓が形成されることがあります。

したがって、医用材料を埋植したときに起こる急性局所反応としては、血栓形成が最も適切です。

一方、肉芽形成、器質化、石灰化は、より時間が経過した慢性期や修復過程で問題になる反応です。アナフィラキシーは全身性の即時型アレルギー反応であり、局所の急性反応としては血栓形成を選びます。

生体材料での注意点
血液と接触する医用材料では、血液適合性が非常に重要です。血栓形成を抑えるために、材料表面の改質、抗凝固療法、ヘパリンコーティングなどが用いられます。

選択肢の確認

1.誤り。
アナフィラキシーは、全身性の重篤な即時型アレルギー反応です。医用材料埋植時の急性局所反応として最も適切なものではありません。

2.正しい。
血栓形成は、医用材料が血液や組織液と接触した直後から起こり得る急性局所反応です。材料表面へのタンパク吸着、血小板付着、凝固反応が関与します。

3.誤り。
肉芽形成は、異物反応や慢性炎症、創傷治癒の過程で起こる反応です。急性局所反応というより、時間が経過した後の組織反応として考えます。

4.誤り。
器質化は、血栓や滲出物などが線維性組織に置き換わっていく過程です。急性反応ではなく、修復過程や慢性期の反応として考えます。

5.誤り。
石灰化は、組織や材料周囲にカルシウム塩が沈着する反応です。通常、急性局所反応ではなく、長期的な反応として問題になります。

覚えるポイント

  • 医用材料埋植直後の急性局所反応として血栓形成が重要です。
  • 血栓形成には、タンパク吸着、血小板付着、凝固系活性化が関与します。
  • 肉芽形成、器質化、石灰化は、より時間が経過した反応として整理します。
  • アナフィラキシーは全身性の即時型アレルギー反応です。
  • 血液接触材料では、血液適合性と抗血栓性が重要です。

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