37PM36|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
IVR(interventional radiology)治療について正しいのはどれか。 a.動脈瘤治療にも適応がある。 b.TAVI とは経カテーテル的大動脈弁植込み術のことである。 c.冠動脈インターベンション時の X 線透視は不要である。 d.ステントは血管内のみに使用される。 e.ロータブレータは消化管狭窄に使用する器材である。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、IVR治療の適応と代表的手技が問われています。
正しい小項目は、aとbです。
- a.動脈瘤治療にも適応があります。
- b.TAVIは経カテーテル的大動脈弁植込み術です。
解説
IVR、interventional radiologyは、X線透視、CT、超音波などの画像を見ながら、カテーテルや針などを用いて低侵襲に治療を行う方法です。
動脈瘤治療では、コイル塞栓術、ステントグラフト内挿術などが行われることがあります。したがって、動脈瘤治療にもIVRの適応があります。
TAVIは、Transcatheter Aortic Valve Implantationの略で、経カテーテル的大動脈弁植込み術です。開胸手術のリスクが高い大動脈弁狭窄症患者などに対して、カテーテルを用いて人工弁を留置する治療です。
冠動脈インターベンション、PCIでは、カテーテル、ガイドワイヤ、バルーン、ステントなどをX線透視下で操作します。X線透視は不要ではありません。
ステントは血管内だけでなく、胆道、消化管、気道、尿管などの狭窄解除にも用いられます。そのため、血管内のみに使用されるという記述は誤りです。
ロータブレータは、高速回転するバーで石灰化した冠動脈病変を削る冠動脈治療用デバイスです。消化管狭窄に使用する器材ではありません。
臨床工学技士としての注意点
IVRでは、造影剤、X線被ばく、圧モニタ、カテーテル関連機器、補助循環、緊急時対応が関係します。放射線防護と機器の安全管理を合わせて理解します。
選択肢の確認
1.正しい。
選択肢1はa、bの組合せです。IVRは動脈瘤治療にも用いられ、TAVIは経カテーテル的大動脈弁植込み術です。
2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aは正しいですが、eが不適切です。ロータブレータは消化管狭窄ではなく、主に高度石灰化冠動脈病変に用いられます。
3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは正しいですが、cが不適切です。冠動脈インターベンションではX線透視が必要です。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。どちらも不適切です。PCIではX線透視が必要で、ステントは血管内以外にも使用されます。
5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。どちらも不適切です。ステントは血管以外にも使用され、ロータブレータは消化管狭窄用ではありません。
覚えるポイント
- IVRは画像誘導下で行う低侵襲治療です。
- 動脈瘤にはコイル塞栓術やステントグラフト治療などがあります。
- TAVIは経カテーテル的大動脈弁植込み術です。
- PCIではX線透視が必要です。
- ステントは血管だけでなく胆道、消化管、気道などにも使われます。
- ロータブレータは高度石灰化冠動脈病変に用いられます。