37AM15第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学循環器疾患心筋梗塞・心房細動・大動脈解離・低血圧/血栓塞栓

二次性高血圧症の原因とならないのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、二次性高血圧症の原因疾患が問われています。

二次性高血圧症は、原因が明らかな高血圧です。内分泌疾患、腎疾患、血管病変などが代表です。

解説

二次性高血圧症の代表的原因には、次のようなものがあります。

  • 原発性アルドステロン症
  • クッシング症候群
  • 腎動脈狭窄
  • 褐色細胞腫
  • 腎実質性疾患
  • 睡眠時無呼吸症候群

原発性アルドステロン症では、アルドステロン過剰によりナトリウムと水の貯留が起こり、高血圧になります。

クッシング症候群では、糖質コルチコイド過剰により高血圧をきたします。

腎動脈狭窄では、腎血流低下によりレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化し、高血圧になります。

褐色細胞腫では、カテコールアミン過剰により発作性または持続性の高血圧を起こします。

一方、副腎不全ではコルチゾールやアルドステロンが不足し、低血圧、脱水、低ナトリウム血症などを起こしやすくなります。そのため、二次性高血圧症の原因としては不適切です。

ひっかけポイント
副腎疾患でも、高血圧を起こすものと低血圧を起こすものがあります。ホルモンが過剰か不足かを確認します。

選択肢の確認

1.原因として該当します。
原発性アルドステロン症では、アルドステロン過剰によりナトリウムと水が貯留し、高血圧をきたします。

2.原因として該当します。
クッシング症候群では、糖質コルチコイド過剰により高血圧を起こします。

3.原因として該当します。
腎動脈狭窄では腎血流低下によりレニン分泌が増え、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化して高血圧になります。

4.原因として該当します。
褐色細胞腫ではカテコールアミンが過剰に分泌され、動悸、発汗、頭痛を伴う高血圧を起こします。

5.正答。原因ではありません。
副腎不全では、コルチゾールやアルドステロンの不足により、むしろ低血圧や循環不全を起こしやすくなります。二次性高血圧症の原因としては不適切です。

覚えるポイント

  • 二次性高血圧症では、原因疾患がある高血圧を考えます。
  • 原発性アルドステロン症、クッシング症候群、腎動脈狭窄、褐色細胞腫は高血圧の原因になります。
  • 副腎不全では低血圧を起こしやすいです。
  • 内分泌疾患は、ホルモンの過剰不足かで症状が変わります。

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