37PM74第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

血液浄化療法血液透析・HDFダイアライザ・透析条件・抗凝固・補充液

血液透析施行中に常時監視している項目はどれか。 a.血漿浸透圧 b.漏 血 c.気泡混入 d.静脈側回路内圧 e.透析液エンドトキシン濃度

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、血液透析中に装置が常時監視している安全項目が問われています。

血液透析中に常時監視する代表的項目は、次の3つです。

  • b.漏血
  • c.気泡混入
  • d.静脈側回路内圧

これらは、患者安全に直結するため、透析装置の監視機能とアラームで管理されます。

解説

血液透析では、患者血液を体外へ取り出し、ダイアライザを通して浄化した後、再び体内へ返血します。

体外循環を行うため、透析中には次のようなリスクがあります。

  • ダイアライザ膜破損による漏血
  • 回路内への気泡混入
  • 返血側回路の圧異常
  • 回路閉塞
  • 針抜け
  • 血液凝固
  • 除水異常

漏血は、ダイアライザ膜の破損などにより血液が透析液側へ漏れる状態です。漏血検知器により透析液排液側の血液混入を監視します。

気泡混入は、空気塞栓につながる重大な危険です。静脈チャンバ付近などで気泡検知器により監視され、異常時には血液ポンプ停止やクランプ作動が行われます。

静脈側回路内圧は、返血側の圧を反映します。圧が高い場合は返血側閉塞や針先不良、圧が低い場合は回路外れや針抜け、リークなどを疑います。

一方、血漿浸透圧は透析中に直接・常時監視される項目ではありません。透析液エンドトキシン濃度も水質管理として定期的に測定されますが、透析中の常時監視項目ではありません。

血液浄化療法での注意点
透析中は、装置アラームだけでなく、患者状態、血圧、脈拍、穿刺部、回路、ダイアライザ、静脈圧、気泡検知、漏血検知を総合的に確認します。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。bとcは常時監視されますが、aの血漿浸透圧は透析中に装置で常時監視する項目ではありません。

2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。bは正しいですが、aとeが不適切です。血漿浸透圧と透析液エンドトキシン濃度は透析中の常時監視項目ではありません。

3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。dは正しいですが、aとeが不適切です。

4.正しい。
選択肢4はb、c、dの組合せです。漏血、気泡混入、静脈側回路内圧はいずれも血液透析中に常時監視される重要項目です。

5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。cとdは正しいですが、eの透析液エンドトキシン濃度は常時監視ではなく、水質管理として定期的に測定します。

覚えるポイント

  • 透析中は漏血を監視します。
  • 透析中は気泡混入を監視します。
  • 透析中は静脈側回路内圧を監視します。
  • 血漿浸透圧は装置の常時監視項目ではありません。
  • 透析液エンドトキシン濃度は、水質管理として定期測定します。

関連問題

37PM7337PM75
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)