38PM13|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
手術患者の肺血栓塞栓症の予防法はどれか。 a.早期離床 b.酸素療法 c.抗血小板療法 d.間欠的空気圧迫法(IPC) e.弾性ストッキングの装着
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、手術患者における肺血栓塞栓症の予防法が問われています。
小項目の正誤は次のように整理します。
- a:正しい
- b:誤り
- c:誤り
- d:正しい
- e:正しい
したがって、a、d、eを含む選択肢3が正答です。
解説
肺血栓塞栓症は、下肢深部静脈血栓症でできた血栓が肺動脈に流入して閉塞することで起こります。
手術後は、安静、脱水、血液凝固能亢進、下肢静脈うっ滞などにより血栓が生じやすくなります。そのため、予防では静脈うっ滞を防ぐことが重要です。
代表的な予防法には、早期離床、下肢運動、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法があります。リスクが高い場合には、医師の判断で抗凝固療法が用いられることもあります。
酸素療法は低酸素血症への対応であり、血栓形成そのものを予防する方法ではありません。抗血小板療法は動脈血栓の予防で使われる場面が多く、肺血栓塞栓症の標準的な予防としては抗凝固療法と区別して考えます。
周術期管理のポイント
肺血栓塞栓症の予防では、「動かす」「圧迫する」「うっ滞を防ぐ」が基本です。術後患者では早期離床と下肢循環の管理が重要です。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。aは正しいですが、bとcが予防法として不適切です。
2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。aとeは正しいですが、bが不適切です。
3.正しい。
選択肢3はa、d、eの組合せです。早期離床、間欠的空気圧迫法、弾性ストッキングはいずれも肺血栓塞栓症の予防に用いられます。
4.誤り。
選択肢4はb、c、dの組合せです。dは正しいですが、bとcが不適切です。
5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。dとeは正しいですが、cが不適切です。
覚えるポイント
- 肺血栓塞栓症は、主に下肢深部静脈血栓が原因になります。
- 術後は安静により下肢静脈うっ滞が起こりやすくなります。
- 予防には早期離床が重要です。
- **間欠的空気圧迫法(IPC)**は下肢静脈還流を促します。
- 弾性ストッキングは静脈うっ滞の予防に用いられます。