38PM15|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学循環器疾患心筋梗塞・心房細動・大動脈解離・低血圧/血栓塞栓
心房細動による脳塞栓発症のリスク評価項目でないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、心房細動患者で脳塞栓症リスクを評価する項目が問われています。
心房細動では、左房内に血栓ができやすくなり、脳塞栓症を起こすことがあります。リスク評価では、心不全、高血圧、年齢、糖尿病などが重要です。
解説
心房細動では心房の収縮が不規則になり、特に左心耳で血流が停滞しやすくなります。その結果、血栓が形成され、脳血管へ飛ぶと脳塞栓症を起こします。
脳塞栓症のリスク評価では、CHADS2スコアやCHA2DS2-VAScスコアの考え方が重要です。
代表的な評価項目には次のものがあります。
- 心不全
- 高血圧
- 年齢
- 糖尿病
- 脳卒中または一過性脳虚血発作の既往
- 血管疾患
- 性別など
脂質異常症は動脈硬化性疾患の危険因子として重要ですが、心房細動による脳塞栓症の代表的なリスク評価項目としては扱いません。
ひっかけポイント
脂質異常症は脳梗塞や冠動脈疾患のリスク因子として重要ですが、心房細動による脳塞栓リスク評価項目とは分けて覚えます。
選択肢の確認
1.リスク評価項目に該当します。
心不全は心房細動における脳塞栓症リスク評価で重要な項目です。
2.リスク評価項目に該当します。
高血圧は血管障害や塞栓症リスクに関係し、評価項目に含まれます。
3.リスク評価項目に該当します。
年齢は重要なリスク評価項目です。高齢になるほど塞栓症リスクは高くなります。
4.リスク評価項目に該当します。
糖尿病は血管障害と関連し、心房細動患者の脳塞栓症リスク評価に含まれます。
5.正答。リスク評価項目ではありません。
脂質異常症は動脈硬化の危険因子として重要ですが、心房細動による脳塞栓発症の代表的なリスク評価項目ではありません。
覚えるポイント
- 心房細動では左房内血栓により脳塞栓症が起こります。
- リスク評価では心不全、高血圧、年齢、糖尿病を押さえます。
- 脳卒中や一過性脳虚血発作の既往も重要です。
- 脂質異常症は動脈硬化の危険因子ですが、このリスク評価項目としては代表的ではありません。
- 抗凝固療法の適応判断では塞栓リスクと出血リスクを総合的に考えます。