39PM73|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人工心肺における安全管理上、必須でないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、人工心肺の安全管理上必須となる装置・機能を理解しているかが問われています。
人工心肺では、空気誤送、貯血槽の空引き、送血圧上昇、ポンプ停止、停電、回路閉塞などを防ぐための安全機構が重要です。
解説
人工心肺では、患者の循環とガス交換を体外で代行します。そのため、機器トラブルや操作ミスがただちに重大事故につながる可能性があります。
各選択肢を確認します。
レベルセンサは、貯血槽の液面低下を検出します。貯血槽が空に近づいたまま送血を続けると、空気を患者側へ送る危険があるため、安全管理上重要です。
送血ポンプの手動装置は、停電やポンプ故障時に手動で送血を継続するために必要です。緊急時対応として常備します。
送血圧力計は、送血ポンプと人工肺の間などに設置し、回路閉塞、人工肺抵抗上昇、カニューレ閉塞などによる圧上昇を検出します。
送血フィルタやエアトラップは、微小気泡や異物が患者へ送られることを防ぐために重要です。
一方、ローラポンプ送血では、ポンプの回転数、チューブ内径、圧閉度から送血量を管理できます。流量計は有用ですが、安全管理上の必須項目としては他の選択肢ほど必須ではありません。
臨床工学技士としての注意点
人工心肺では、レベルセンサ、気泡検出器、圧モニタ、送血フィルタ、手動ハンドル、電源バックアップ、アラーム設定を必ず確認します。事故は「空気」「圧」「流量」「電源」「抗凝固」で起こりやすいです。
選択肢の確認
1.安全管理上、必須です。
貯血槽の液面低下を検出するレベルセンサは、空気誤送を防ぐために重要です。
2.安全管理上、必須です。
送血ポンプの手動装置は、ポンプ故障や停電時に送血を継続するために常備します。
3.正答。安全管理上、必須ではありません。
ローラポンプ送血では、回転数などから送血量を管理できます。流量計は有用ですが、安全管理上必須でないものとして選びます。
4.安全管理上、必須です。
送血圧力計は、送血回路の閉塞や人工肺抵抗上昇を検出するために重要です。送血ポンプと人工肺の間の圧監視は安全管理に直結します。
5.安全管理上、必須です。
送血フィルタまたはエアトラップは、気泡や異物の患者側流入を防ぐために重要です。
覚えるポイント
- 人工心肺の安全管理では、空気誤送防止が最重要項目の一つです。
- レベルセンサは、貯血槽の液面低下を検出します。
- 手動装置は、ポンプ停止や停電時のバックアップです。
- 送血圧力計は、回路閉塞や圧上昇の監視に必要です。
- 送血フィルタやエアトラップは、気泡・異物対策として重要です。
- ローラポンプでは流量計は有用ですが、安全管理上必須でないものとして扱います。