68AM049|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

後腹膜臓器はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4

正答

3(膵臓)、4(腎臓)

この問題のポイント

臓器が腹膜腔内で間膜をもつか、後腹壁に固定されるかを発生学的な位置関係から判断する問題です。

解説

腹膜は腹壁内面を覆う壁側腹膜と臓器表面を覆う臓側腹膜からなり、その間が腹膜腔です。腹膜内臓器は臓側腹膜に広く覆われ、間膜によって腹壁につながります。後腹膜臓器は壁側腹膜の後方に位置し、前面だけが腹膜に覆われるものが基本です。腎臓は発生時から後腹膜に位置する一次性後腹膜臓器です。膵臓は発生初期には間膜をもちますが、十二指腸の回転に伴って後腹壁と癒合し、大部分が二次性後腹膜臓器になります。ただし膵尾部は脾腎間膜内に位置するため、膵臓全体を厳密に一様な後腹膜臓器とみなすのではなく、「尾部を除く大部分」と理解します。同じ二次性後腹膜臓器には十二指腸第2〜4部、上行結腸、下行結腸などがあります。胃と肝臓は腹膜内臓器として扱い、子宮体部も後腹膜臓器には分類しません。

選択肢の確認

1.誤り。胃は小網・大網などの間膜構造をもつ腹膜内臓器で、後腹膜臓器ではありません。
2.誤り。肝臓には横隔膜と接する無漿膜野がありますが、大部分は臓側腹膜に覆われ、分類上は腹膜内臓器です。
3.正しい。膵臓は膵尾部を除く大部分が発生過程で後腹壁へ固定された二次性後腹膜臓器です。
4.正しい。腎臓は後腹膜腔にある代表的な一次性後腹膜臓器で、周囲を腎筋膜や脂肪が取り囲みます。
5.誤り。子宮体部は小骨盤内で腹膜に覆われる部分をもちますが、解剖学的分類上の後腹膜臓器ではありません。

覚えるポイント

  • 一次性後腹膜臓器は腎臓、副腎、尿管などです。
  • 二次性後腹膜臓器は膵臓の大部分、十二指腸第2〜4部、上行・下行結腸です。
  • 膵尾部は例外として脾腎間膜内に位置します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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