69AM068|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

世代時間が最も長いのはどれか。

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正解: 3

正答

3(Mycobacterium tuberculosis)

この問題のポイント

世代時間は菌数が2倍になるまでの時間で、一般細菌の分単位に対して結核菌は時間単位で増殖します。

解説

画像を実見すると、選択肢は1 Bacillus cereus、2 Escherichia coli、3 Mycobacterium tuberculosis、4 Staphylococcus aureus、5 Vibrio parahaemolyticusと記載されています。菌体写真やグラフではなく菌名一覧の画像なので、見えていない形態所見は用いません。世代時間とは、一定条件下で1個の細菌が分裂し集団が2倍になるまでの時間です。Escherichia coliなど多くの一般細菌は至適条件で数十分程度ですが、Mycobacterium tuberculosis(結核菌)は脂質に富む細胞壁をもち、代謝・合成速度が遅く、世代時間はおよそ18〜24時間と非常に長くなります。このため固形培地で可視コロニーを得るまで週単位を要し、培養陰性を確定するにも長期間の観察が必要です。選択肢中で世代時間が最も長いのは結核菌です。

選択肢の確認

1.誤り。Bacillus cereusは芽胞を形成する細菌ですが、栄養型は一般培地で比較的速く増殖し、結核菌ほど長い世代時間ではありません。
2.誤り。Escherichia coliは至適な培養条件では約20分で倍加し得る代表的な速育菌です。
3.正しい。Mycobacterium tuberculosisは約18〜24時間という長い世代時間をもち、選択肢中で最も遅く増殖します。
4.誤り。Staphylococcus aureusは通常数十分単位で増殖し、培養翌日にはコロニーを確認できることが多い菌です。
5.誤り。Vibrio parahaemolyticusは至適条件で速く増殖する腸炎ビブリオで、結核菌より世代時間は大幅に短いです。

覚えるポイント

  • 世代時間=菌数が2倍になるまでの時間。
  • 一般細菌は分単位、結核菌は約18〜24時間。
  • 結核菌培養が週単位になるのは、倍加が非常に遅いため。

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