69AM098|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
医療情報システムで保健医療情報交換の標準規格はどれか。
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正解: 2
正答
2.HL7
この問題のポイント
医療情報に関する用語を、情報交換規格、画像規格、疾病分類、検査コード、画像システムへ分類する問題です。
解説
Health Level Seven(HL7)は、病院情報システム、電子カルテ、臨床検査システム、放射線情報システムなど異なる医療情報システム間で、患者基本情報、入退院、検査オーダ、検査結果、診療情報などを交換するための国際的な標準規格群です。名称のLevel Sevenは、OSI参照モデルの第7層であるアプリケーション層に由来します。HL7 Version 2では区切り文字を用いるメッセージが広く使われ、より新しいHL7 FHIRではWeb技術を利用したリソース単位の情報交換を行います。したがって、保健医療情報交換の標準規格はHL7です。Digital Imaging and Communications in Medicine(DICOM)はCT、MRI、超音波など医用画像と患者・撮影条件を組み合わせて保存・通信する規格です。ICD-11は世界保健機関による疾病・死因の国際分類、JLAC10/11は日本の臨床検査項目コード体系です。Picture Archiving and Communication System(PACS)は画像を保管・検索・配信するシステムの名称で、交換規格そのものではなく、内部でDICOMを利用します。相互運用性には、伝送書式だけでなく用語・コード体系の標準化も必要です。
選択肢の確認
1.DICOM:誤り。医用画像と付帯情報を保存・通信するための標準規格です。
2.HL7:正しい。患者情報、オーダ、検査結果など保健医療情報をシステム間で交換する標準規格です。
3.ICD11:誤り。疾病、傷害、死因などを分類・符号化する国際疾病分類です。
4.JLAC10/11:誤り。日本で臨床検査項目を一意に表すためのコード体系です。
5.PACS:誤り。医用画像を保管・検索・配信する情報システムで、交換規格名ではありません。
覚えるポイント
- HL7は医療情報メッセージ・リソースの交換標準である。
- DICOMは医用画像、JLACは臨床検査項目、ICDは疾病分類に用いる。
- PACSは画像管理システムで、通信にDICOMを利用する。
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