69PM027|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
医療用 MRI 検査で使用するのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 4・5
正答
4(ガドリニウム製剤)、5(超常磁性酸化鉄製剤〈SPIO〉)
この問題のポイント
磁気共鳴画像〈MRI〉では、磁性体がプロトンの緩和時間を変える性質を造影に利用します。
解説
MRIは強い静磁場内で水素原子核へ高周波パルスを与え、縦緩和時間〈T1〉や横緩和時間〈T2〉などの違いを画像化します。ガドリニウム製剤は常磁性体で、主に周囲の水素原子核のT1を短縮し、T1強調像で造影部を高信号化します。腎機能が高度に低下した患者では排泄遅延や腎性全身性線維症のリスクに配慮し、適応と腎機能を確認します。超常磁性酸化鉄製剤〈SPIO〉は強い磁化により主にT2・T2*を短縮し、肝の網内系細胞への取り込み差を利用する造影剤として用いられてきました。一方、微小気泡は超音波、テクネチウムは核医学、硫酸バリウムはX線による消化管造影に用います。検査法が利用する物理現象と造影剤を対応させます。
選択肢の確認
1.誤り。微小気泡は超音波を強く反射・散乱するため、造影超音波検査で血流評価などに用います。
2.誤り。テクネチウム標識製剤はγ線を検出するシンチグラフィや単一光子放出断層撮影など核医学検査の放射性医薬品です。
3.誤り。硫酸バリウムはX線を吸収する陽性造影剤で、食道・胃・大腸など消化管X線検査に用います。
4.正しい。ガドリニウム製剤は常磁性によるT1短縮効果を主に利用する代表的MRI造影剤です。
5.正しい。SPIOは超常磁性によるT2・T2*短縮効果を利用するMRI用造影剤です。
覚えるポイント
- MRI造影はガドリニウムとSPIO。
- ガドリニウムは主にT1短縮、SPIOは主にT2・T2*短縮。
- 微小気泡=超音波、テクネチウム=核医学、バリウム=X線。
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