70AM054|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
細胞死で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
壊死の型と好発臓器、アポトーシスの生理的役割を対応させます。
解説
アポトーシスは遺伝子で制御された細胞死で、炎症を起こしにくく、発生過程の形態形成、不要細胞の除去、免疫系の恒常性維持などで生理的に起こります。
壊死は不可逆的な細胞障害です。心筋梗塞など多くの固形臓器梗塞では凝固壊死、脳梗塞や膿瘍では融解壊死、結核では乾酪壊死が代表です。
選択肢の確認
1.壊疽は可逆的である。
誤り。
壊疽は広範な組織壊死であり、不可逆的です。
2.乾酪壊死は脳梗塞で起こる。
誤り。
乾酪壊死は結核などの肉芽腫性炎症で代表的です。脳梗塞では融解壊死が起こります。
3.融解壊死は心筋梗塞で起こる。
誤り。
融解壊死は脳梗塞や膿瘍でみられます。心筋梗塞は凝固壊死です。
4.凝固壊死は脂質に富んだ臓器に多い。
誤り。
凝固壊死は心筋、腎、脾などの固形臓器梗塞でみられます。脂肪組織では脂肪壊死が代表です。
5.アポトーシスは発生過程で生理的にみられる。
正しい。
アポトーシスは発生過程で不要な細胞を除くため生理的に起こるので正しいです。
覚えるポイント
- 心筋梗塞は凝固壊死、脳梗塞は融解壊死です。
- 結核は乾酪壊死です。
- アポトーシスは生理的にも起こります。