71PM027|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
頸動脈超音波検査で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
頸動脈の解剖、狭窄時の血流、プラーク性状、IMTの基準を整理します。
解説
頸動脈プラークのうち、脂質成分や出血を多く含む低輝度プラークは脆弱で、表面潰瘍や破綻を起こして脳塞栓の原因となりやすいと考えられます。形態だけでなく、輝度、表面性状、可動性、狭窄率、血流速度を総合して評価します。
高度狭窄部では連続の式により血流速度が上昇します。内頸静脈は通常、総頸動脈の外側に位置します。内中膜複合体厚〈IMT〉は一般に1.0 mmを超えると肥厚を考え、局所的な隆起はプラークとして評価します。
選択肢の確認
1.狭窄部の血流速度は低下する。
誤り。
狭窄部では断面積が減少するため、通常は血流速度が上昇します。閉塞直前や完全閉塞では別の挙動を示します。
2.腕頭動脈から左総頸動脈が分岐する。
誤り。
左総頸動脈は通常、大動脈弓から直接分岐します。腕頭動脈から分岐するのは右総頸動脈です。
3.総頸動脈の内側に内頸静脈が走行する。
誤り。
内頸静脈は一般に総頸動脈の外側に走行します。内側ではありません。
4.低輝度プラークは脳血管の塞栓源になりやすい。
正しい。
低輝度プラークは脂質や出血を含む脆弱プラークを示唆し、塞栓源となりやすいため正しい記述です。
5.内中膜複合体厚は 2.0 mm 以上から肥厚とする。
誤り。
IMT肥厚は一般に1.0 mm超を目安とし、2.0 mm以上のみを肥厚とするわけではありません。
覚えるポイント
- 頸動脈狭窄では狭窄部血流速度が上昇します。
- 内頸静脈は総頸動脈の外側です。
- 低輝度・表面不整・可動性を伴うプラークは塞栓リスクに注意します。