72AM025|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
脳波(別冊No. 5)を別に示す。 認められるのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・2
正答
1、2
この問題のポイント
後頭部優位のα波と、前頭部に大きく出る瞬目アーチファクトを同定します。
解説
脳波には後頭部優位の8〜13 Hz程度の律動性活動がみられ、これは覚醒・閉眼時のα波です。また、記録前半には前頭部誘導で大きく緩徐な同相性電位がみられ、角膜網膜電位に由来する瞬目アーチファクトと判断できます。
紡錘波は睡眠Stage N2でみられる12〜14 Hz程度のwaxing and waning波、徐波群発や高振幅速波はこの記録の主体ではありません。
脳波で見るポイント
周波数だけでなく、どの誘導に最も強いか、全誘導で同時か、眼球運動と一致するかを確認します。
選択肢の確認
1.α 波
正しいです。
後頭部優位の規則的な8〜13 Hz活動がみられ、α波に一致します。
2.瞬 目
正しいです。
前頭極・前頭部に優位な大きな緩徐波形は瞬目による眼球由来アーチファクトです。
3.紡錘波
誤りです。
紡錘波はN2睡眠で中心部優位に出現するwaxing and waning波ですが、画像の主体ではありません。
4.徐波群発
誤りです。
徐波群発は高振幅徐波が群発する異常所見であり、この覚醒時記録には認めません。
5.高振幅速波
誤りです。
高振幅速波は薬剤影響などでみられますが、画像の主な所見ではありません。
覚えるポイント
- α波は覚醒・閉眼時に後頭部優位です。
- 瞬目は前頭部優位の大きな緩徐アーチファクトです。
- 開眼でα波は抑制されます。