72AM032|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
血清総蛋白の検査で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
総蛋白測定の原理と、体位・脱水による濃度変化を整理します。
解説
血清総蛋白の代表的測定法はビウレット法です。アルカリ性条件下で、2個以上のペプチド結合が銅イオンと錯体を形成して紫色を呈します。トリペプチドは2個のペプチド結合を持つため反応できます。
屈折計法では、蛋白濃度が高いほど血清の屈折率が大きくなるため、両者は正比例します。脱水や座位では血液濃縮により総蛋白が高めになります。
選択肢の確認
1.脱水状態で上昇する。
記述としては正しいです。
脱水では血漿水分が減り、相対的に総蛋白濃度が上昇します。
2.蛋白質は 280 nm に極大吸収を持つ。
記述としては正しいです。
蛋白質中の芳香族アミノ酸は約280 nmに吸収を持ちます。
3.座位の基準範囲は 6.6〜8.1 g/dL である。
記述としては正しいです。
基準範囲は測定法・施設で異なりますが、示された範囲は一般的です。
4.血清の屈折率は総蛋白濃度に反比例する。
正答。記述としては誤りです。
血清の屈折率は総蛋白濃度が高いほど上昇し、反比例ではなく正の関係です。
5.ビウレット反応はトリペプチドで起こる。
記述としては正しいです。
トリペプチドには2個のペプチド結合があり、ビウレット反応が起こります。
覚えるポイント
- 屈折率は総蛋白濃度に比例します。
- ビウレット反応には2個以上のペプチド結合が必要です。
- 脱水・座位は血液濃縮により総蛋白を高めます。