72PM043|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
ゲル濾過クロマトグラフィで溶出の順番が最も遅いリポ蛋白はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ゲル濾過〈サイズ排除〉クロマトグラフィでは、大きい粒子ほど先に、小さい粒子ほど遅く溶出することを理解します。
解説
ゲル濾過クロマトグラフィでは、大きな分子・粒子はゲル内部の細孔へ入りにくく、カラムの粒子間を短い経路で通るため早く溶出します。小さい粒子は細孔内へ入り、通過経路が長くなるため遅く溶出します。
リポ蛋白の粒子径は、カイロミクロン、VLDL、IDL、LDL、HDLの順に小さくなります。最も小さいHDLが最も遅く溶出します。
選択肢の確認
1.カイロミクロン
誤りです。
カイロミクロンは最も粒子径が大きく、ゲルの細孔に入らないため最も早く溶出します。
2.高比重リポ蛋白〈HDL〉
正しいです。
HDLは選択肢中で最も粒子径が小さく、細孔内を通るため最も遅く溶出します。
3.中間比重リポ蛋白〈IDL〉
誤りです。
IDLはVLDLとLDLの中間の粒子径で、HDLより早く溶出します。
4.低比重リポ蛋白〈LDL〉
誤りです。
LDLはHDLより粒子径が大きいため、HDLより先に溶出します。
5.超低比重リポ蛋白〈VLDL〉
誤りです。
VLDLはIDL・LDL・HDLより大きく、比較的早く溶出します。
覚えるポイント
- ゲル濾過は大きいものが先、小さいものが後です。
- 粒子径はCM>VLDL>IDL>LDL>HDLです。
- 最も遅く溶出するのは最小粒子のHDLです。