113A016|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

小腸の吸収上皮細胞において、分解されずに取り込まれるのはどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

糖質はそのまま吸収できる単糖まで消化されます。すでに単糖であるグルコースは、小腸上皮細胞へ分解されずに取り込まれます。

解説

グルコースは単糖なので、管腔内でそれ以上加水分解する必要がありません。小腸吸収上皮細胞の刷子縁膜では主にNa⁺依存性グルコース共輸送体SGLT1で取り込まれ、基底側膜からGLUT2を介して血中へ移動します。二糖や多糖は、吸収前に消化酵素で単糖へ分解される必要があります。

選択肢の確認

a.グルコース
正しい。単糖であり、その分子形のまま小腸上皮細胞に輸送されます。

b.スクロース
誤り。二糖で、刷子縁のスクラーゼによりグルコースとフルクトースへ分解されます。

c.セルロース
誤り。ヒトはβ-1,4結合を切るセルラーゼをもたず、消化吸収できない食物繊維です。

d.グリコーゲン
誤り。多数のグルコースからなる多糖で、消化を経て単糖として吸収されます。

e.デキストラン
誤り。グルコースの多糖であり、そのまま栄養素として吸収上皮細胞に取り込まれるものではありません。

覚えるポイント

小腸が通常吸収する糖質の最終形はグルコース、ガラクトース、フルクトースという単糖です。二糖・多糖は先に加水分解します。

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