113A051|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

部分床義歯の直接法によるリラインで適切なのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・c・e

正答

a、c、e

この問題のポイント

直接法リラインでは、義歯の支持要素を正しい位置に保持し、機能運動で辺縁を整え、口腔内で完全硬化する前に撤去します。

解説

適合を失った部分床義歯の粘膜面へ常温重合レジンを盛り、口腔内で床下粘膜との適合を再形成します。レストをレストシートへ確実に圧接して義歯の位置と咬合高径を保ち、小帯・頰・舌の機能運動で床縁形態を整えます。レジンの発熱、モノマー刺激、アンダーカットへのロックを避けるため、硬化完了前に撤去して口腔外で仕上げます。

選択肢の確認

a.レスト部を圧接する。
正しい。義歯を本来の支持位置に戻し、沈下やずれを防いで適合を採得します。

b.ゴム状期のレジンで加圧する。
誤り。流動性を失った段階で強く加圧すると粘膜を過圧し、正しい適合を記録できません。

c.小帯部の機能運動を行わせる。
正しい。口唇・頰・舌を動かして小帯周囲を含む機能的床縁を形成します。

d.偏心位の滑走運動を行わせる。
誤り。床粘膜面の適合採得が目的であり、偏心滑走で咬合面を形成する操作ではありません。

e.レジン硬化前に義歯を撤去する。
正しい。発熱・刺激とアンダーカットへの嵌入を避け、口腔外で硬化・仕上げを行います。

覚えるポイント

直接リラインは「レストを座らせる→辺縁を機能形成→完全硬化前に外す」。過圧と口腔内ロックを防ぐことが安全の要点です。

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