113A069|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

下顎の歯列単独で決定するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・e

正答

a、e

この問題のポイント

下顎歯列だけから描ける咬合彎曲を選びます。頭蓋・上顎・顆頭の標点を必要とする基準は除きます。

解説

Speeの彎曲は下顎歯列を側方から見た前後的な咬合彎曲で、犬歯尖頭から臼歯頰側咬頭を結ぶ曲線です。MonsonカーブはSpeeの彎曲と左右方向のWilsonの彎曲を球面として統合した考えで、下顎歯列の咬合面彎曲として決定されます。これに対しBonwill三角は下顎切歯点に加え左右顆頭を、Camper平面やHIPプレーンは口腔外・上顎の標点を用います。

選択肢の確認

a.Speeの彎曲
正しい。下顎犬歯から臼歯頰側咬頭へ続く前後的彎曲です。

b.Bonwill三角
誤り。下顎中切歯点と左右下顎頭中心を結ぶ三角で、下顎歯列だけでは決まりません。

c.Camper平面
誤り。鼻翼下縁と耳珠付近を結ぶ口腔外の補綴学的基準平面です。

d.HIPプレーン
誤り。上顎の切歯乳頭〈incisive papilla〉と左右ハミュラーノッチを結ぶ平面です。

e.Monsonカーブ
正しい。下顎歯列の前後・左右の咬合彎曲を球面として表す概念です。

覚えるポイント

Spee=前後、Wilson=左右、Monson=両者を統合した球面。Bonwillは歯列だけでなく左右顆頭を必要とします。

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