113A082|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

ブリッジ製作中のある過程の写真(別冊No. 33A、B)を別に示す。 33Aから33Bの間に行ったのはどれか。1つ選べ。

113A082の問題画像
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正解: b

正答

b

この問題のポイント

陶材の表面が艶のない状態から滑沢で光沢のある状態へ変化しています。最終焼成で表面をガラス化するグレージングを選びます。

解説

グレージングは陶材形態を修正した後に、自己グレーズまたはグレーズ材を用いて焼成し、表面を滑沢・光沢のある状態にする工程です。表面粗さを減らすことでプラーク付着や対合歯摩耗を抑え、審美性も向上します。写真AからBでは形態は大きく変わらず、表面反射だけが増していることが決め手です。

画像の確認

実画像では、33Aの前装陶材表面は白く艶消し状で、光の反射が弱くみえます。33Bでは同じブリッジ形態を保ったまま表面に連続した光沢と反射が現れ、最終的なグレーズ面になっています。

選択肢の確認

a.シラン処理
誤り。陶材とレジンを接着するときにシランカップリング材を塗布する化学処理で、焼成光沢をつくりません。

b.グレージング
正しい。陶材表面を再焼成し、滑沢性と光沢を与えます。

c.ディギャッシング
誤り。金属焼付用合金を陶材築盛前に加熱し、ガス除去と酸化膜形成を行う工程です。

d.フッ化水素酸処理
誤り。ガラスセラミックス表面を粗造化してレジン接着性を高める処理です。

e.サンドブラスト処理
誤り。研削粒子を吹き付けて表面を粗造化・清浄化するため、写真とは逆に艶を失わせます。

覚えるポイント

陶材の最終的な艶=グレージング。ディギャッシングは金属前処理、HF酸・シランは接着前処理です。

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