113A083|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

2級メタルインレー修復の窩洞形成で正しいのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・c

正答

a、b、c

この問題のポイント

メタルインレー窩洞は鋳造体の適合、歯質・修復物の強度、齲蝕予防を考えて形成します。コンポジットレジン窩洞との違いを意識します。

解説

2級メタルインレーでは、齲蝕好発裂溝を必要範囲で窩洞に含める予防拡大を行います。一方、健全な咬頭隆線は歯冠強度を保つため保存します。鋳造体の応力集中とワックスパターン・埋没材の破折を防ぐため内側線角は丸めます。窩縁には金属辺縁の適合と強度を得るベベルを付与し、裏打ちのない遊離エナメル質は破折するため除去します。

選択肢の確認

a.予防拡大
正しい。齲蝕感受性の高い小窩裂溝を含め、清掃可能な範囲へ窩縁を設定する古典的原則です。

b.咬頭隆線の保存
正しい。健全な隆線を残すことで咬頭の連結と歯冠強度を維持します。

c.凸隅角部の曲面化
正しい。鋭い内側線角を避け、鋳造体と歯質への応力集中を減らします。

d.バットジョイント
誤り。金属インレーのエナメル質窩縁には原則ベベルを付与し、90度のバットジョイントは主に脆性材料や接着性修復で用います。

e.遊離エナメル質の保存
誤り。象牙質に支持されないエナメル質は咬合力で破折するため除去します。

覚えるポイント

メタルインレーは「健全隆線を残す・内角を丸める・窩縁にベベル・遊離エナメルを除去」。材料が金属である理由と結び付けます。

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