113B001|第113回 歯科医師国家試験 過去問
近年の我が国の国民医療費において、減少傾向にあるのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
国民医療費そのものの増減と、国民医療費全体に占める各診療分野の構成割合の増減を分けて読み取ります。近年、歯科診療医療費は増えていても、国民医療費全体の伸びの方が大きいため、その割合は低下傾向です。
解説
国民医療費は、医科診療医療費、歯科診療医療費、薬局調剤医療費などを合計したものです。高齢化や医療技術の進歩などを背景に、医科診療医療費、人口1人当たりの国民医療費、国民所得に対する国民医療費の割合は長期的に増加してきました。65歳以上の歯科診療医療費も、高齢者人口の増加や残存歯数の増加などに伴い増加傾向です。
一方、歯科診療医療費の絶対額の伸びは国民医療費全体ほど大きくないため、国民医療費に占める歯科診療医療費の割合は低下傾向を示します。「金額が減る」のではなく「全体に占める比率が小さくなる」という点が判断の鍵です。
選択肢の確認
a.医科診療医療費
誤り。医科診療医療費は国民医療費の大部分を占め、長期的には増加傾向です。
b.65歳以上の歯科診療医療費
誤り。高齢者人口の増加などを背景に、65歳以上の歯科診療医療費は増加傾向です。
c.人口1人当たりの国民医療費
誤り。国民医療費の増加を反映し、人口1人当たりの額も増加傾向です。
d.国民所得に対する国民医療費の割合
誤り。国民医療費の伸びが国民所得の伸びを上回る局面があり、この割合は増加傾向です。
e.国民医療費に占める歯科診療医療費の割合
正しい。歯科診療医療費の絶対額ではなく、国民医療費全体に対する構成割合が低下傾向です。
覚えるポイント
- 歯科診療医療費の額と国民医療費に占める割合は別の指標です。
- 増加する総額の中で歯科の伸びが相対的に小さければ、歯科の構成割合は低下します。
- 統計問題では、実数、人口当たり、構成割合のどれを問うているかを最初に確認します。
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