113B002|第113回 歯科医師国家試験 過去問
チアノーゼを伴う先天性心疾患児にみられる身体的所見はどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
チアノーゼ性先天性心疾患では慢性的な低酸素血症が続き、指先が膨隆する太鼓ばち指を生じることがあります。
解説
右左シャントなどを伴う先天性心疾患では、十分に酸素化されない血液が体循環へ流れ、慢性的な低酸素血症となります。これが長期間続くと、末節部の軟部組織が増殖して指先が棍棒状に膨らみ、爪と爪郭の角度が増大します。これが太鼓ばち指です。
太鼓ばち指はチアノーゼ性心疾患のほか、慢性肺疾患などでもみられます。形態異常である合指・多指、鉄欠乏と関係するスプーン状爪とは、発生機序が異なります。
選択肢の確認
a.合指
誤り。隣接する指が分離しない先天奇形であり、慢性低酸素血症による所見ではありません。
b.多指
誤り。通常より指の数が多い先天奇形であり、チアノーゼの結果として生じるものではありません。
c.太鼓ばち指
正しい。慢性的な低酸素血症により、指端の膨隆と爪の彎曲増大が起こります。
d.スプーン状爪
誤り。爪甲が中央で陥凹する所見で、代表的には鉄欠乏性貧血でみられます。
e.手掌の角化異常
誤り。遺伝性角化症などでみられる所見で、チアノーゼ性心疾患に特徴的ではありません。
覚えるポイント
- 慢性低酸素血症→太鼓ばち指と結び付けます。
- 太鼓ばち指では指端が膨らみ、爪の彎曲が強くなります。
- スプーン状爪は鉄欠乏性貧血との関連が重要です。
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