113B007|第113回 歯科医師国家試験 過去問
齲蝕の検出と活動性の評価に基づく診断基準はどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
齲蝕を単に「ある・ない」で数えるのではなく、初期変化から大きな窩洞までを視診コードで記録し、病変の活動性も評価する仕組みがICDASです。
解説
ICDAS〈International Caries Detection and Assessment System〉は、清掃・乾燥した歯面を観察し、健全からエナメル質の初期視覚変化、限局性崩壊、象牙質がみえる明瞭な窩洞まで、齲蝕の重症度を段階的に分類します。病変表面の光沢、粗造性、プラーク停滞部位などを加えて活動性を評価することで、非侵襲的管理か修復介入かを判断しやすくします。
DMFなどの疫学指標は齲蝕経験を集団レベルで表しますが、個々の病変の検出段階や活動性を詳細に診断する基準ではありません。
選択肢の確認
a.CFI
誤り。Community Fluorosis Indexで、地域集団の歯のフッ素症の程度を示す指標です。
b.OHI
誤り。Oral Hygiene Indexで、歯垢や歯石から口腔清掃状態を評価します。
c.RCI
誤り。Root Caries Indexで、露出根面における根面齲蝕の状態を表す疫学指標です。
d.DMF
誤り。未処置齲歯、喪失歯、処置歯を数えて齲蝕経験を表しますが、病変活動性の診断基準ではありません。
e.ICDAS
正しい。齲蝕病変を早期から検出して重症度をコード化し、活動性評価と組み合わせます。
覚えるポイント
- ICDAS=齲蝕の検出・重症度評価+活動性評価です。
- DMFは齲蝕経験を表す疫学指標です。
- 初期齲蝕を捉えることは、再石灰化など非侵襲的管理につながります。
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