113B013|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

神経伝達物質はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

選択肢はいずれもアミノ酸ですが、神経系でそれ自体が伝達物質として働く代表はグリシンです。

解説

グリシンは、主に脊髄や脳幹の介在ニューロンで働く抑制性神経伝達物質です。シナプス後膜のグリシン受容体はCl⁻チャネル型受容体で、活性化されると膜が過分極し、ニューロンの興奮を抑えます。

なお、チロシンはドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどカテコールアミンの前駆体ですが、チロシン自体を代表的な神経伝達物質とはしません。前駆物質と完成した伝達物質を区別することが大切です。

選択肢の確認

a.バリン
誤り。分岐鎖アミノ酸の一つで、主要な神経伝達物質ではありません。

b.アラニン
誤り。糖新生などのアミノ酸代謝に関与しますが、代表的な神経伝達物質ではありません。

c.グリシン
正しい。脊髄・脳幹を中心に働く抑制性神経伝達物質です。

d.チロシン
誤り。カテコールアミンや甲状腺ホルモンなどの前駆体ですが、それ自体を本問の神経伝達物質とはしません。

e.スレオニン
誤り。必須アミノ酸の一つで、主要な神経伝達物質ではありません。

覚えるポイント

  • グリシン=脊髄・脳幹の抑制性神経伝達物質です。
  • グリシン受容体はCl⁻チャネルを開き、興奮を抑えます。
  • チロシンはカテコールアミンの前駆体です。

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