113B025|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

赤血球数の増加を促すのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

赤血球産生を直接調節する中心的ホルモンは、腎臓から分泌されるエリスロポエチンです。

解説

組織への酸素供給が低下すると、腎臓の間質にあるエリスロポエチン産生細胞が低酸素を感知し、エリスロポエチン〈EPO〉分泌を増やします。EPOは骨髄の赤芽球系前駆細胞へ作用して、その生存、増殖、分化を促し、網赤血球から赤血球が増加します。

慢性腎臓病で腎性貧血が起こる主因の一つはEPO産生不足です。テストステロンにも赤血球産生を高める作用はありますが、低酸素に応答して赤血球数を直接調節する主要ホルモンとして問われるのはEPOです。

選択肢の確認

a.ガストリン
誤り。胃G細胞から分泌され、胃酸分泌や胃粘膜の成長を促します。

b.メラトニン
誤り。松果体から分泌され、概日リズムや睡眠の調節に関与します。

c.ソマトスタチン
誤り。成長ホルモン、インスリン、グルカゴン、消化管ホルモンなどの分泌を抑制します。

d.テストステロン
誤り。造血を増強する影響はありますが、赤血球産生を直接担う主要な生理的調節ホルモンとしての正答はEPOです。

e.エリスロポエチン
正しい。腎臓で産生され、骨髄の赤芽球系細胞に作用して赤血球産生を促進します。

覚えるポイント

  • 低酸素→腎臓→EPO→骨髄赤芽球系→赤血球増加です。
  • 慢性腎臓病ではEPO不足による腎性貧血を生じます。
  • EPOは酸素運搬能を回復させる負のフィードバック系をつくります。

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