113B027|第113回 歯科医師国家試験 過去問
5つの検査法のROC曲線を図に示す。 スクリーニング検査に最も有用なのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
ROC曲線では、縦軸が感度、横軸が1-特異度です。左上に近く、曲線下面積〈AUC〉が最も大きい検査ほど識別能に優れます。
解説
判定のカットオフ値を変えると、感度と特異度の組合せも変わります。ROC曲線はその全組合せを示し、同じ偽陽性率〈1-特異度〉なら感度が高いほど、同じ感度なら偽陽性率が低いほど優れた検査です。無作為判定はおおむね対角線上となり、左上へ張り出すほどAUCが大きくなります。
スクリーニングでは見逃しを減らすため感度を重視しますが、偽陽性が極端に増えないことも必要です。図のアは広い範囲で他の曲線より上側にあり、最も有用です。
画像の確認
実画像では、横軸が「1-特異度」、縦軸が「敏感度〈感度〉」として示されています。アの曲線は最も左上へ張り出し、同じ1-特異度で比較した感度が最も高く、曲線下面積も最大です。
選択肢の確認
a.ア
正しい。左上に最も近く、AUCが最大で、感度と特異度の総合的な識別能に優れます。
b.イ
誤り。良好な曲線ですが、全体としてアより右下にあり、AUCが小さくなります。
c.ウ
誤り。ほぼ対角線上で、無作為判定に近い識別能です。
d.エ
誤り。曲線が右下側にあり、同じ偽陽性率で得られる感度が低い検査です。
e.オ
誤り。エよりもさらに右下に位置し、選択肢中で有用性が低い曲線です。
覚えるポイント
- ROC曲線の理想点は**左上〈感度1、1-特異度0〉**です。
- 左上へ張り出すほどAUCが大きく、識別能が高いと判断します。
- スクリーニングでは特に感度、確定診断では特異度を重視する考え方が基本です。
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