113B028|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

CAD/CAMを応用したコンポジットレジンクラウンにある操作を行っている写真(別冊No. 3)を別に示す。 この操作を行う時期はどれか。1つ選べ。

113B028の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

写真はCAD/CAMレジンクラウン内面へのアルミナサンドブラスト処理です。接着面を清浄化・粗造化した後、間を置かずシラン処理へ進みます。

解説

CAD/CAM用コンポジットレジンブロックは、高密度に重合したレジンマトリックスと無機質フィラーからなります。クラウン内面をアルミナ粒子でサンドブラストすると、汚染層を除去し、微細な凹凸を形成して接着に有効な表面積を増やせます。その後に洗浄・乾燥し、フィラー側との化学結合を得るためシランカップリング処理を行います。

口腔内試適後には唾液などが付着するため、最終的な内面処理は試適・調整を終えてから行います。サンドブラスト後の表面を再汚染しないままシラン処理へ移るのが要点です。

画像の確認

実画像上段では、クラウンをサンドブラスト装置の作業槽内で保持し、ノズルを内面へ向けています。下段の拡大像では、ノズル先端からクラウン内面へ粒子を吹き付ける位置関係が確認でき、切削加工や口腔内調整ではなく接着前の内面処理と判断できます。

選択肢の確認

a.合着直前
誤り。サンドブラストの後には洗浄・乾燥とシラン処理などが必要で、直ちに合着する段階ではありません。

b.切削加工直後
誤り。切削直後ではなく、形態確認や試適・調整を終えた後の最終的な接着面処理として行います。

c.シラン処理直前
正しい。サンドブラストで内面を清浄化・粗造化し、その後にシラン処理を行います。

d.歯型での試適・調整中
誤り。歯型上での形態・適合調整そのものを示す操作ではありません。

e.口腔内での試適・調整中
誤り。サンドブラストは口腔外で行い、口腔内試適による汚染を除いた後に実施します。

覚えるポイント

  • 写真の操作はアルミナサンドブラストです。
  • 試適・調整→内面清掃・サンドブラスト→シラン処理→接着操作の順です。
  • サンドブラストは機械的保持、シランは無機質フィラーとの化学的接着を高めます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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