113B031|第113回 歯科医師国家試験 過去問
歯列の部分欠損に伴う二次性障害の検査に用いるのはどれか。3つ選べ。
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正解: a・d・e
正答
a、d、e
この問題のポイント
部分欠損を放置すると、歯の移動、咬合関係の変化、歯周組織障害、食片圧入などの二次性障害が起こります。これらを調べる器材は咬合紙、歯周プローブ、コンタクトゲージです。
解説
欠損部へ隣在歯が傾斜し、対合歯が挺出すると、早期接触や咬頭干渉、隣接面接触の喪失を生じます。また清掃困難や食片圧入によって歯周組織が障害されます。咬合紙で異常な咬合接触を、歯周プローブでプロービング深さや出血などを、コンタクトゲージで隣接面接触の強さを評価します。
検査の目的は、単に欠損の範囲を把握するだけでなく、欠損後に生じた咬合・歯周・隣接面の変化を補綴設計へ反映することです。
選択肢の確認
a.咬合紙
正しい。残存歯の早期接触や咬頭干渉など、欠損に伴う咬合変化を調べます。
b.舌圧測定器
誤り。舌の運動機能を定量評価しますが、部分欠損に伴う代表的な二次性障害の検査ではありません。
c.適合試験材
誤り。補綴装置粘膜面や支台装置の適合を調べる材料で、未装着時の部分欠損による二次性障害の検査ではありません。
d.歯周プローブ
正しい。歯周ポケット、付着レベル、出血などを調べ、清掃不良や食片圧入に伴う歯周障害を評価します。
e.コンタクトゲージ
正しい。歯の移動により変化した隣接面接触の強さを評価します。
覚えるポイント
- 部分欠損の二次性障害は歯の傾斜・挺出、咬合異常、食片圧入、歯周障害です。
- 咬合紙は咬合、プローブは歯周、コンタクトゲージは隣接面接触を調べます。
- 補綴前に残存歯と咬合系全体を評価します。
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