113B032|第113回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

周術期の口腔機能管理で術後合併症を予防するために行うのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: a・b

正答

a、b

この問題のポイント

周術期口腔機能管理では、口腔内の感染源と微生物量を減らし、患者が清潔を維持できるようにすることが術後合併症予防につながります。

解説

全身麻酔手術やがん治療の前後には、口腔内細菌が誤嚥性肺炎、創部感染、人工呼吸器関連肺炎などに関与し得ます。歯石除去などの専門的口腔清掃でプラーク停滞因子を減らし、口腔衛生指導によって患者・介助者によるセルフケアを改善します。必要に応じて感染源となる歯や粘膜病変も評価します。

周術期は治療期限と全身状態を踏まえ、合併症予防に直結する処置を優先します。新義歯製作や齲蝕予防処置は重要でも、本問の術後合併症予防の中心ではありません。

選択肢の確認

a.歯石除去
正しい。歯石というプラーク停滞因子を除去し、口腔内の炎症と細菌負荷を減らします。

b.口腔衛生指導
正しい。術前から術後まで口腔清潔を保てるよう、本人や介助者へ具体的な清掃方法を伝えます。

c.新義歯の製作
誤り。咀嚼機能回復には有用ですが、術後感染性合併症を予防するための優先処置ではありません。

d.フッ化物の歯面塗布
誤り。齲蝕予防には有効ですが、周術期の術後合併症予防を目的とする中心的処置ではありません。

e.プロテクターの製作
誤り。放射線治療時の保護など特定の目的で用いますが、一般的な術後合併症予防の基本ではありません。

覚えるポイント

  • 周術期口腔管理=感染源の評価・専門的清掃・セルフケア支援です。
  • 歯石除去と口腔衛生指導で口腔内細菌負荷を下げます。
  • 手術までの期間と全身状態に応じて優先順位を付けます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 113B031113B033 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)