113B037|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

成熟型嚥下の特徴はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: d・e

正答

d、e

この問題のポイント

成熟型嚥下では、上下の歯を接触させて下顎を安定させ、舌を口蓋へ接触させて食塊を咽頭へ送ります。

解説

成熟型嚥下では、上下顎歯が咬合し、下顎は咀嚼筋によって安定します。舌尖は上顎前歯の口蓋側付近、舌背は口蓋へ接触し、前方から後方へ順に圧を加えて食塊を咽頭へ送ります。口唇やオトガイ筋を過度に緊張させる必要はありません。

乳児型嚥下では、歯が未萌出で上下顎が離れ、舌が歯槽堤間へ入り、口唇・頬筋の活動が大きいという違いがあります。

選択肢の確認

a.下顎の突出
誤り。成熟嚥下では下顎を突出させるのではなく、咬合位付近で安定させます。

b.舌骨の下制
誤り。嚥下時には舌骨・喉頭が前上方へ挙上し、気道保護と食道入口部開大に寄与します。

c.吸気圧の増大
誤り。嚥下時には一時的な嚥下性無呼吸が生じ、吸気圧増大を特徴としません。

d.上下顎歯の咬合
正しい。歯を接触させて下顎を安定させます。

e.舌の口蓋への接触
正しい。舌が口蓋へ圧接し、食塊を口腔から咽頭へ移送します。

覚えるポイント

  • 成熟型嚥下は歯の咬合+舌の口蓋接触です。
  • 嚥下時、舌骨・喉頭は前上方へ挙上します。
  • 乳児型嚥下では舌が上下歯槽堤間へ入りやすい点が対照です。

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