113B044|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

唾液腺を支配する節前ニューロンの神経伝達物質はどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

自律神経の節前ニューロンは、交感神経でも副交感神経でも末端からアセチルコリンを放出します。

解説

唾液腺の分泌を促す副交感神経では、顔面神経や舌咽神経に由来する節前線維が自律神経節へ達し、アセチルコリンを放出して節後ニューロンのニコチン性受容体を刺激します。節後副交感線維も主にアセチルコリンを放出し、腺房・導管周囲のムスカリン性受容体を介して水分の多い唾液分泌を促します。

交感神経節前線維もアセチルコリン性です。ノルアドレナリンが代表となるのは多くの交感神経節後線維であり、「節前」という語が決め手です。

選択肢の確認

a.GABA
誤り。中枢神経系の主要な抑制性神経伝達物質です。

b.ヒスタミン
誤り。アレルギー反応や中枢の覚醒調節などに関与しますが、自律神経節前線維の伝達物質ではありません。

c.グルタミン酸
誤り。中枢神経系の主要な興奮性神経伝達物質です。

d.アセチルコリン
正しい。交感・副交感神経の全ての節前線維から放出されます。

e.ノルアドレナリン
誤り。多くの交感神経節後線維の伝達物質で、節前線維ではありません。

覚えるポイント

  • 自律神経節前線維は全てAChです。
  • 節後副交感線維もACh、多くの節後交感線維はノルアドレナリンです。
  • 唾液腺の副交感刺激は量の多い水様性唾液を促します。

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