113B043|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

歯性感染症の第一選択薬はどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

歯性感染症の主要菌は口腔レンサ球菌と嫌気性菌です。抗菌薬が必要な場合の第一選択は、これらを覆うペニシリン系のアモキシシリンです。

解説

歯性感染症は多くが複数菌感染で、初期には口腔レンサ球菌、進行すると嫌気性菌の関与が増えます。アモキシシリンは細菌の細胞壁合成を阻害するペニシリン系薬で、経口吸収が良く、一般的な歯性感染症の第一選択となります。

ただし、膿瘍の切開・排膿、感染根管治療、原因歯への処置が治療の中心です。限局した感染へ漫然と抗菌薬だけを投与せず、発熱、蜂窩織炎、感染拡大、免疫低下などを踏まえて適応を判断します。

選択肢の確認

a.アモキシシリン水和物
正しい。口腔レンサ球菌などを対象とするペニシリン系薬で、歯性感染症の代表的第一選択です。

b.ゲンタマイシン硫酸塩
誤り。アミノグリコシド系薬で、嫌気性菌には作用しにくく、歯性感染症の第一選択ではありません。

c.テトラサイクリン塩酸塩
誤り。蛋白合成阻害薬ですが、一般的な急性歯性感染症の第一選択ではありません。

d.レボフロキサシン水和物
誤り。フルオロキノロン系薬で、耐性菌選択などを考慮し、通常の第一選択にはしません。

e.ファロペネムナトリウム水和物
誤り。ペネム系薬で抗菌範囲が広く、通常の歯性感染症で第一選択とする薬ではありません。

覚えるポイント

  • 歯性感染症の第一選択=アモキシシリンです。
  • 抗菌薬より先に、排膿と感染源除去の必要性を考えます。
  • 広域薬を安易に選ばず、重症度・アレルギー・腎機能も確認します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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