113B055|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

無歯顎者のインプラント治療で、固定性補綴装置と比較したオーバーデンチャーの利点はどれか。4つ選べ。

4つ選択
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正解: b・c・d・e

正答

b、c、d、e

この問題のポイント

インプラントオーバーデンチャーは患者自身が外せるため清掃しやすく、義歯床で軟組織を補い、少ないインプラントで維持を得られます。固定性装置ほど高い咀嚼能を得ることが利点ではありません。

解説

無歯顎のオーバーデンチャーは、インプラントを支持・維持に利用しながら、粘膜面を義歯床で広く被覆する可撤性補綴装置です。撤去してインプラント周囲と義歯を直接清掃でき、固定性フルアーチ補綴より少ない埋入本数で設計できることがあります。

義歯床や研磨面で吸収した顎堤と口唇・頬を補えるため、顔貌や発音に必要な形態を回復しやすく、固定性装置の清掃用スペースから生じる息漏れも抑えやすくなります。

選択肢の確認

a.咀嚼能力が高い。
誤り。オーバーデンチャーでも改善しますが、一般に強固に固定された補綴装置の方が高い咀嚼効率を得やすい傾向があります。

b.清掃が容易である。
正しい。口腔外へ取り外し、義歯とインプラント周囲を直視して清掃できます。

c.息漏れを生じにくい。
正しい。義歯床で顎堤部を被覆し、空気の漏れる間隙を補いやすい設計です。

d.顔貌の審美性を改善しやすい。
正しい。義歯床・フランジで吸収した顎堤と口唇支持を回復しやすくなります。

e.インプラント埋入本数を少なくできる。
正しい。粘膜支持も利用するため、固定性補綴装置より少ない本数で設計できる場合があります。

覚えるポイント

  • 可撤性=清掃しやすい、軟組織を補いやすいです。
  • オーバーデンチャーは義歯床により口唇支持・発音も回復しやすくなります。
  • 埋入本数だけでなく骨量、清掃能力、手指巧緻性、希望を含めて方式を選びます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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