113B064|第113回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

ある事業所の社員50名に対し、歯周病予防に関する30分の健康教室を開催することとした。補助者は衛生管理者1名である。 指導にあたり効果的なのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: c・d・e

正答

c、d、e

この問題のポイント

50人・30分・補助者1人という条件では集団指導を設計します。対象集団の実態を事前把握し、参加しやすい雰囲気をつくり、生活に結び付く情報を伝えることが効果的です。

解説

健康教育は、対象者の年齢、健康課題、生活習慣、関心、既有知識を把握して目標と内容を決めます。歯周病では喫煙が重要なリスク因子なので、集団の喫煙率を知ると説明内容を調整できます。全身疾患との関連を示すことは、自分事として理解し行動変容への動機を高めます。

双方向性を保ち、質問や意見を自由に出せる雰囲気をつくることも重要です。一方、限られた時間に50人全員へ個別指導するのは実行困難で、同じ行動目標を一律に押し付けると準備性や生活背景に合いません。

選択肢の確認

a.全員に個別指導を行う。
誤り。50人を30分、補助者1人で個別指導することは現実的でなく、集団指導の利点を生かせません。

b.画一的な行動目標を設定させる。
誤り。行動目標は各自のリスク、関心、実行可能性に合わせて具体化します。

c.自由に発言できる雰囲気をつくる。
正しい。質問・意見を出しやすくすると参加性が高まり、理解の確認にもつながります。

d.事前に対象集団の喫煙率を把握する。
正しい。対象集団の重要な歯周病リスクを把握し、内容と重点を調整できます。

e.歯周病と全身疾患の関連性を説明する。
正しい。口腔だけの問題ではないことを示し、予防行動への関心を高められます。

覚えるポイント

  • 健康教育は対象把握→目標設定→実施→評価で設計します。
  • 集団指導でも双方向性と参加しやすさを確保します。
  • 行動目標は画一的でなく、本人が実行できる内容へ個別化します。

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