113B065|第113回 歯科医師国家試験 過去問
3極誘導心電図の波形で心筋虚血時に異常がみられるのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
心筋虚血では心室筋の再分極過程が変化し、心電図のST部分に低下または上昇が現れます。
解説
ST部分は心室全体が脱分極した後から再分極が始まるまでの区間で、通常は基線付近にあります。心筋の酸素需要と供給が不均衡になると傷害電流が生じ、心内膜下虚血ではST低下、急性貫壁性心筋傷害ではST上昇などを示します。歯科診療中に胸痛とST変化を認めた場合は、処置を中止して緊急対応します。
他の間隔・幅は房室伝導、心室内伝導、心室興奮から再分極までの時間、心拍間隔を主に反映します。
選択肢の確認
a.PQ間隔
誤り。心房興奮から房室結節を通って心室興奮が始まるまでの房室伝導時間を表します。
b.QRS幅
誤り。心室内の脱分極に要する時間を表し、脚ブロックなどで延長します。
c.QT間隔
誤り。心室の脱分極開始から再分極終了までを表し、薬剤や電解質異常などで変化します。
d.RR間隔
誤り。連続する心拍の間隔で、心拍数・リズムを反映します。
e.ST部分
正しい。心筋虚血・傷害で上昇または低下が現れる重要な部分です。
覚えるポイント
- 心筋虚血→ST変化です。
- ST上昇・低下の意味は病態と誘導、時間経過を合わせて評価します。
- PQは房室伝導、QRSは心室脱分極、RRは心拍間隔です。
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