113B082|第113回 歯科医師国家試験 過去問
可撤性ブリッジの適応となるのはどれか。3つ選べ。
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正解: a・c・e
正答
a、c、e
この問題のポイント
可撤性ブリッジは、固定性ブリッジでは対応しにくい長い欠損、著しい顎堤欠損、支台歯の平行性不良に対応できます。「何を可撤構造にすることで解決できるか」を考える問題です。
解説
可撤性ブリッジは患者が着脱でき、主として支台歯から支持を得るブリッジ様の補綴装置です。欠損範囲が広い場合は、固定性ブリッジで問題となる長いスパンのたわみや支台歯負担を避けながら欠損を回復できます。顎堤吸収が著しい場合は床部で失われた歯槽部の形態とリップサポートを回復し、取り外して清掃できます。
また、支台歯間に平行性を得られなくても、テレスコープなど各支台歯に適した着脱機構を利用できます。一方、中間支台歯の存在は固定性ブリッジで非剛性連結装置を検討する条件であり、それだけで可撤性ブリッジの適応とはなりません。支台歯ごとの保持力の著しい差も、義歯の回転や一部支台歯への負担集中を生むため、設計時に是正すべき問題です。
選択肢の確認
a.欠損範囲が広い。
正しい。長い固定性ブリッジではたわみと支台歯負担が大きくなるため、可撤構造が選択肢になります。
b.中間支台歯がある。
誤り。中間支台歯を含む固定性ブリッジでは非剛性連結装置などを検討しますが、中間支台歯の存在自体は可撤性ブリッジの適応ではありません。
c.顎堤の吸収が著しい。
正しい。床部で歯槽部の欠損形態を回復でき、清掃時には取り外せます。
d.支台歯間の保持力に差がある。
誤り。保持力の不均衡は脱離時の回転や負担集中を招くため、適切な維持装置の選択・調整で均衡させるべき条件です。
e.支台歯間に平行性が得られない。
正しい。各支台歯に内冠などを設定し、可撤部の共通着脱方向を構成できます。
覚えるポイント
- 可撤性ブリッジの代表的適応は、広範囲欠損・著しい顎堤吸収・支台歯の平行性不良です。
- 床部を利用すれば欠損した歯槽形態を回復しやすく、清掃のため取り外せます。
- 中間支台歯は固定性ブリッジの非剛性連結と関連づけて整理します。
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