113C021|第113回 歯科医師国家試験 過去問
多数歯喪失後の放置に伴う咬合高径の低下による顔貌の変化はどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
多数歯欠損を放置して咬合高径が低下すると、下顔面高が短くなり、口角が下がり、下顎とオトガイが前上方へ回転した外観になります。
解説
咬合高径の低下では上下口唇間の距離が短くなり、口唇周囲の軟組織が余って口角下垂や口角炎を生じやすくなります。下顎は閉口方向へ回転するためオトガイが前方へ突出して見え、鼻唇溝やオトガイ唇溝はむしろ深くなります。義歯製作では顔貌だけで決めず、安静空隙、発音、嚥下、旧義歯などを総合します。
選択肢の確認
a.眼瞼下垂
誤り。
眼瞼下垂は上眼瞼挙筋や神経の障害などで生じ、咬合高径低下の代表所見ではありません。
b.口角の下垂
正しい。
下顔面高の短縮と口唇周囲軟組織のたるみにより、口角が下垂します。
c.赤唇の肥厚
誤り。
赤唇は外反・肥厚するより、支持を失って薄く見えやすくなります。
d.鼻唇溝の消失
誤り。
鼻唇溝は消失するのではなく、軟組織のたるみにより深く目立ちます。
e.オトガイの突出
正しい。
下顎の前上方回転により、オトガイが突出して見えます。
覚えるポイント
- 咬合高径低下は口角下垂、溝の深化、オトガイ突出を来します。
- 下顔面高が短くなる方向を頭に描きます。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。