113C085|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

55歳の男性。下顎左側第二小臼歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、固定性ブリッジによる治療を行うこととした。咬合器上で検査を行うため、ある記録を採得している口腔内写真(別冊No. 35A)と採得した記録(別冊No. 35B)を別に示す。この記録を利用して行うのはどれか。1つ選べ。

113C085の問題画像
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正解: b

正答

b

この問題のポイント

咬頭嵌合位の顎間記録は、先に装着した上顎模型に対して下顎模型の位置を決め、咬合器へ装着するために使います。

解説

半調節性咬合器では、通常、顔弓記録を用いて上顎模型を頭蓋・顆頭基準に対して先に装着します。次に咬合採得材へ記録された上下歯列の嵌合関係を介して下顎模型を位置づけ、咬合器へ装着します。顆頭間距離や矢状顆路傾斜角は顔弓・チェックバイトなど別の記録で調節します。

画像の確認

実画像では、Aで青色の咬合採得材が上下歯列間に置かれ、咬頭嵌合位で硬化しています。画像Bには下顎歯列の圧痕を含む顎間記録が得られており、上顎模型に対する下顎模型の位置決めに利用できます。

選択肢の確認

a.上顎模型装着
誤り。
上顎模型は通常、顔弓記録で先に咬合器へ装着します。

b.下顎模型装着
正しい。
顎間記録を介して上顎模型に対する下顎模型の位置を再現し、装着します。

c.顆頭間距離調節
誤り。
顆頭間距離は顔弓や咬合器の機構に基づいて調節し、この咬頭嵌合位記録では決めません。

d.矢状顆路傾斜角調節
誤り。
矢状顆路傾斜角は前方チェックバイトなどで調節します。

e.矢状切歯路傾斜角調節
誤り。
矢状切歯路傾斜角は前歯誘導や切歯指導板に関する設定で、この顎間記録の用途ではありません。

覚えるポイント

  • 上顎模型は顔弓、下顎模型は顎間記録で装着します。
  • チェックバイトは顆路調節に使います。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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