113D008|第113回 歯科医師国家試験 過去問
プリン体の代謝産物はどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
アデニンやグアニンなどのプリン体は分解され、ヒポキサンチン、キサンチンを経て最終的に尿酸となります。
解説
核酸やATPなどに含まれるプリンヌクレオチドは、分解によりプリン塩基となります。アデニン系はヒポキサンチンへ、グアニン系はキサンチンへ移り、キサンチンオキシダーゼの作用で尿酸が生成されます。ヒトは尿酸をさらに分解するウリカーゼを欠くため、尿酸がプリン代謝の最終産物となり、主として腎臓から排泄されます。
尿酸の産生過剰や排泄低下で高尿酸血症となり、尿酸塩結晶が関節へ沈着すれば痛風発作を起こします。乳酸は嫌気的解糖、ビリルビンはヘム、サイログロブリンは甲状腺ホルモン合成に関わるタンパク質です。プリン体とピリミジン体の代謝を混同せず、プリン体では尿酸と覚えます。
選択肢の確認
a.乳酸
誤り。
解糖系でピルビン酸が還元されて生じる代謝産物で、プリン体の最終産物ではありません。
b.尿酸
正しい。
ヒトにおけるプリン体分解の最終産物で、主に腎排泄されます。
c.リン酸
誤り。
ヌクレオチドの構成要素で分解時に遊離し得ますが、プリン塩基の特徴的な最終代謝産物ではありません。
d.ビリルビン
誤り。
赤血球などのヘムが分解されて生じる胆汁色素です。
e.サイログロブリン
誤り。
甲状腺濾胞細胞が作る糖タンパク質で、甲状腺ホルモン合成の足場になります。
覚えるポイント
- プリン体はヒポキサンチン→キサンチン→尿酸の流れで分解されます。
- キサンチンオキシダーゼは尿酸生成に関与します。
- 高尿酸血症では尿酸塩結晶による痛風や尿路障害に注意します。
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